FP3級に合格後、FP2級に挑戦したいと思うけれども、難しいんじゃないか?と思うかもしれません。
確かに3級より難易度は上がりますが、学習することで自分の生活に関わってくる部分も出てきます。
ここではFP2級を目標とする人向けに、経験談を踏まえてFP2級について紹介していこうと思います。
こんな方におすすめ
- FP2級の受験を悩んでいる
- FP2級の難易度は?
- どのくらいでFP2級に合格できる?
FP2級の受験はFP協会もしくは金財
FPはFP協会、金財のどちらでも受けることができます。2つの違いは実技の科目の違いになりますが、深く考える必要はないかと思います。
私はFP協会で受けました。理由は、3級がFP協会だったからという簡単な理由になります。時間をかけて悩むことではないので思い切ってどちらかに決めてしまいましょう。どちらかで受けることが重要ではなく、学習することが重要です。
なお、FP2級と同時にAFPというFP協会の資格も同時に取れる通信講座もあります。AFPはFP協会が認定する民間の資格になります。AFPの上位資格としてCFPもあります。そちらを目指していこうとあらかじめ検討している場合には、FP協会で受けても良いかもしれません。
FP2級合格に向けて
私が使った教材はTACのFP2級・AFPの講座を受講しました。テキスト、インターネット学習、過去問を使い学習を行いました。試験1か月前は予想問題を購入して解きました。
〇インターネット学習
まずはインターネットで1科目約2時間程度の講義を受けテキストの理解を進めました。
テキストは2周しました。本を読む感覚で暗記をしようとはしていませんでした。テキスト内にある問題は1回解いた程度ですが、過去問の方が重要だと感じたので飛ばすのもありかもしれません。
〇過去問
過去問では3周+できない問題を何度も解きました。過去問とは別に過去2回分の試験問題も行いました。これらは8割の正答率になるまで解きました。分からない部分は基本的にはテキストで復習しますが、インターネットで探してみるといろいろなサイトから情報が収集できました。テキストには載っていない理解方法も知ることができ、テキストで探してみて理解できない場合にインターネットで検索を活用しました。
〇試験直前
TACの試験直前に発売される予想問題は2周行いました。ここまでくると自分の苦手ポイントがわかっているため、苦手な問題に集中することができます。
TACの発売する直前予想はかなりおすすめです。過去問よりも難しい印象がありましたがそれくらいがちょうどよいです。試験はどうしてもその場の緊張や周りが気になって集中しにくくなります。いかにして自分のペースを保つか。いつも通りでいられるかもポイントです。
〇学習のポイント
学習のポイントとしては、具体例を挙げてみることや自分に例えてみることです。これによってイメージや理解がしやすくなりました。
合格ラインぎりぎりを目指すのではなく8割を目指しましょう。ぎりぎりのラインでは過去問自体を覚えている場合や論点がしっかりと理解できていない場合があります。8割を目指す勢いで行くとより確実に合格できますし、過去問の似たような問題にも対応しやすくなります。
試験結果
自己採点では8割程度の点数でした。過去問を解いていても「初見」があったりしたため、全部をカバーすることはできませんでした。
2択まで絞れても、その後はどっちだ…という問題がありました。しっかりとおさえられなかったということになります。ここは反省点でした。しかし、毎年の出やすい部分を確実に取れるようにすることで点数をかせぐことができました。100点が理想ではありますが、出題傾向の多い部分を確実に固めたうえで次に進むと良いでしょう。点数が何点であっても合格は合格です。不合格にならないためにも、押さえるべきポイントは押さえていきましょう。
まとめ
FP2級に合格して感じたこととして、勉強をしていく中で実際のところこれはどうなんだろうと考えるようになりました。自分の入っている保険を確認してみたり、家の登記を確認してみることで「これはこうなっているんだ」と実例を通しながら理解を深めることができました。
ただし、FP2級が取れたからといって実務ができるわけではありません。実務は実務で経験を重ねることが必要です。あくまでも資格なので一般的な知識は持っているという状態です。それでも、お金のこと全般について知っていることは自分の人生において大いに役立つことは間違いありません。住宅ローンの考え方や、保険の仕組み、資産運用の方法など人生において避けては通れないことばかりです。
FP2級はFP3級よりも難しいです。2択まで絞れてもその先がどっちだ…となるときもあります。しかし理解するにつれてお金の知識が身についていきます。過去問をとりあえず解いて、理解ができなくても繰り返し解いていく中でわかることや見つかることがあります。コツコツやるだけでも十分合格の範囲に届きます。FP2級を通して自分のライフプランを考えたり、周りの人の保険のアドバイスをしたりと、もっている知識を有効に活用していきたいですね。