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米国株投資における為替

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米国株投資における為替

投資における為替について

「本日の為替相場は1ドル109円と8銭の円安・ドル高となりました。」

といったニュースは毎日流れていますね。

米国株投資家にとって為替は気にする点のひとつではないでしょうか。

米国株投資は為替リスクがあるから危険だと思われがちですが

国内の株式に投資していても為替リスクは存在しています。

日本経済の体温計とも言われる日経平均株価ですが

日経平均は円安になると上昇し、円高になると下落するという傾向があります。

これは日経平均225銘柄に輸出企業の影響が強いことが関係しています。

他にもリスクオフの相場となると

円が買われる傾向があります。

ただし、今回のCOVID-19の影響による大幅な下落の際には

一時的に1ドル101円付近まで下落しましたが

現在は1ドル108円付近で推移しています。

必ずしもリスクオフだから円高だというわけではありませんが

傾向があるという認識でいるだけでも知っておくと便利ですね。

また、日経平均は前日のダウの動きにも影響されることがあります。

金曜日、NYダウが大幅下落したとき

月曜日の日経平均は想定以上の下落をしてリバウンドすることがあります。

米中貿易摩擦が流行っていた時には「トランプ砲」とつぶやかれるほど

私たちはアメリカの動きに敏感だったわけです。

アメリカの大幅下落によって日経平均も大幅に下落するのは

月曜日の株式市場で1番早く開くことが原因の一つです。

10時ごろになってくると中国市場の動きも考慮されながら株価は動き始めます。

金曜日のダウ平均が大きく落ちた時には、月曜の前場は良い買い時でした。

つまり日経平均というのは為替だけでなく、世界の影響を受けているということですね。

 

国の分散投資

分散投資ときくと資産を複数持つことが挙げられます。

複数に分散することでリスクを減らそうというものですが

国内株だけでは、資産の分散という点ではリスク分散が足りていないと感じます。

世界の通貨の流通量をみると1番は米ドルで次いでユーロ

日本円は3番目に流通していることがわかります。

ドルを買い、米国株に投資することで

通貨の分散と同時に資産の分散という点でも

リスクを抑えることができるのではないかと考えます。

 

 

いつドル転するべきか

国内株でも為替リスクが存在していることをお話しましたが

米国株はドルに替えなければいけないという点は変わりません。

では、いつドルを買うべきなのでしょうか

ドルはある程度のレンジで推移しています。

レンジの中で円高の状況にドル転することが1番恩恵を受けられますが

円高の状態を待っている間に株価が上昇してしまえば

機会損失をしてしまうことになります。

また円高のタイミングを見計らって転換することは非常に難しいです。

投資の格言に「頭と尻尾はくれてやれ」という言葉があるように

相場の天井、底を見極めることは困難です。

そこで、毎月の積立投資をしている人は

必要以上に為替にとらわれずに継続してドル転するべきだと思います。

 

 

まとめ

為替リスクは米国株だけでなく日本株にも存在します。

為替タイミングを狙うというよりは

コツコツとドルを買い、投資をしていくことで

機会損失をなくすことも重要です。

米国株に投資することで通貨、資産のリスク分散の効果も期待されるので

米国株は魅力的な投資先のひとつであると考えます。

 

米国株投資は為替や国外という点から

日本株よりも難しいと感じてしまう傾向があります。

税制面においても、配当金には現地課税10%がかかり

二重課税となってしまいます。

しかし、外国税額控除を行うことで現地課税を取り戻す制度もあります。

詳しくは以下の記事で紹介していますので併せてご覧ください。

米国株投資における税金

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