将来のことって言われてもよくわからない。
貯金ってどのくらいが良いんだろう。
子供の保険や学費はどうしたら良いの。
様々な悩みがあると思います。
将来のことを特に考えなくても生活していくことはできます。
では、なぜ人生設計する必要があるのでしょうか。
車で知らない場所に出かけるときカーナビを設定して行先を決めますよね。
行き先を設定しなければ目的地までどのようにいけばよいかわからないことや
目的地まで遠回りすることもあります。
カーナビを設定していれば、目的地までのルートを知ることができ
安心して旅行することができます。
人生もこれに似ていて
将来何をしたいのか(家は一軒家なのか、分譲なのか、結婚はどのぐらいにしたいのか等)
を決めることでそれに向かって今何をすべきかが見えてくるようになります。
ただ、将来のことなので自分が思った通りにうまくいくことはないでしょう。
5年後に家を買うと計画していても3年後であったり7年後に買うことになるかもしれません。
それはそれでよいのです。
将来何をしたいのかを決めることで準備をすることが大切です。
家を買うということに例を挙げてみましょう。
まず家族構成によって変わってきますよね。
夫婦2人なのか、子供は1人なのか、子供2人なのか。
家は一軒家なのか、分譲なのか、賃貸なのか
広さはどの程度なのか
場所はどこにするのか等…
実際どうなるかはさておき
ある程度イメージしておくだけでも意味があります。
お金に関したことだけではありません。
自身の知識や技能もそうです。
例えば
賃貸の仲介を行う会社に勤めている方だと「宅建」が必要です。
上司から取れと言われて資格の勉強をしている人もいるのではないでしょうか。
「宅建」が必要であると事前に分かれば入社前からでも取得することができます。
もし今後キャリアを重ねていくにつれて
経理に関する仕事がしたいと思ったとき
「簿記」が必要になってきます。
このように自分の将来どのようになりたいのかを設計していくことは
自分の将来の選択枠を広げるきっかけとなります。
計画はしたがうまくいかない。
そんなことはよくあることです。
より実現に近づくためにはどうしたらよいのでしょうか。
2つご紹介します。
①自身の計画が実現するのに現実的でない
といった可能性があります。
1か月後に100万円を1000万円にする!
極端な例ですがこういった計画をしていませんか?
資格を目指していても
1週間で簿記2級をとる!
と目標設定しても難しいですよね。
設計したプランに向かうスピードは人によって様々です。
誰かが〇か月で達成できたから自分もできるはずだ!
と思っていてもその人の能力によって変わってきます。
自分が頑張って達成できそうな目標設定をすると良いです。
②現在地を知る
2つ目は
今の自分の状態を知ることが大切です。
FPは顧客にアドバイスをするとき
顧客の情報を見ずに
とりあえずNISAを始めましょう。まずは〇〇保険に加入しましょう。
とは言いませんよね。
それと同じように
私たちも今の状態を知ることでどうしたら良いのかが見えてきます。
金融資産を1000万にしたい(目標)が現在は100万円保有している(現在地)。
現在地と目標を照らし合わせながら
そこから毎月積み立てられる金額を考えたり
必要な利回りを計算することで〇年で達成できると試算することができます。
ここで大切になってくるのが
①の現実的なものかどうかという点です。
①と②の両面から考えて計画の調整、目標の見直しを進めていきましょう。
もし将来
大きなお金を用意する必要があるなら
資産運用や貯蓄といった手段を使い
もし将来
目指したい仕事があるなら
資格の取得や知識の向上に努めることができます。
将来の貴方を創るのは今の貴方です。
動き出すのは早ければ早いほど良いです。
人はかなり楽をしたがるものです。
私も資格の勉強をしているときも苦労した時期がありました。
覚えが悪いので時間をかけて何回も復習する必要がありました。
なかなか覚えられず本当にこのままで受かるのかとおもった時もありました。
このまま勉強せずに遊んだほうが楽なんじゃないかとも思いました。
あきらめなかったのは
今頑張ることで必ず自分の将来に役に立つと確信していたからです。
資格取得という目的地を設定して
カーナビに従ってすすんでいきましたが
途中サービスエリアで休憩を時々はさみながら
資格取得という目標を達成することができました。
寄り道も多少ありだと思っています。
ただ、それが逃げの言い訳になってはいけません。
寄り道したら必ず元の道に戻ることが必要です。
この先もまだまだ勉強することが多くあります。
一緒に頑張っていきましょう。