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どの投資信託を選べば良いのか

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どの投資信託を選べば良いのか

投資信託を選ぶ際、全世界株式でも、楽天やeMAXIS Slim(イーマクシススリム)といったように、様々な商品があります。そんな中、どれを選んだら良いのかわからないことがあると思います。同じ「全世界」であっても中身が少し異なる場合もあります。思っていたものと違う…とならないよう投資信託の中身を理解して購入しましょう。

どの商品を選べば良いの?

投資信託はたくさんの商品があることから、どの商品を選べばよいのか分からなくなることが多いと思いますが、大きく分けてみると

インデックス投資アクティブ投資

投資先は国内なのか海外なのかそれとも全部なのか

債券REITを含むのかなどといったところです。それらが決められると大体は絞られてきます。どの投資信託が良いのか、ネット上では様々の方が投資信託について紹介しています。そこから探すのも良いです。ただし、その人が紹介しているからといって確実に増やすことができるとは限りません。あくまで投資は自己責任になってくるので、最終的に本当にその投資先で良いのか見極めた上で投資をしていきましょう。

ランキングはあてになる?

ランキングをみてみるとどこの証券会社を見てみても、S&P500、全世界株式が上位にランクインしていますね。このようにランキングをみてある程度絞り込むのは良いですが、ランキングだけで決めてしまわないように注意しましょう。みなさん、それぞれ持っている証券会社のサイト等で投資信託を探すと思いますが、同じ投資先でも違う投資信託がいくつも見つかると思います。ここで注意しておきたい点が1つあります。例えば、同じS&P500に連動する投資信託でも手数料が違ったりします。S&P500だから大丈夫だ!と思って買ってみたら思っていたものと違っていた…なんてこともあります。まずは、商品の内容を確認してみましょう。

ランキングはあくまでもその時の流行を示すものなので、参考程度に留めておきましょう。その時はランキング1位でも10年後それが1位かどうかは分かりませんからね。

つみたてNISAの商品から選ぶのは?

つみたてNISAの対象になる選定基準は

①投資信託、またはETFであること

②信託期間の設定がない、または信託期間が20年以上

③毎月分配型ではない

④デリバティブ運用ではない

の4つです。ある程度の基準を満たしているものが買えるので、つみたてNISAの対象を基準に選ぶのもひとつの手ですが、つみたてNISAの制度は20年という期間を前提に話が進んでいるので、長い期間において複利効果の恩恵が受けやすくリターンが望める商品という印象でもっておくと良いと思います。複利を最大限生かすには③のように毎月の分配だと複利効果が薄れてしまいます。④のデリバティブというのは先物やオプションというものになります。後に記載するブル、ベア商品はこういったデリバティブ商品を含んでいるものになります。もともとは、つみたてNISAという商品は金融庁が国民に対し、投資の成功体験を得られるよう長期積立、分散投資に適した投資信託にしようという考えからこういった基準になっています。以下に「金融庁」の『NISA特設ウェブサイト』のリンクを貼っておくので、興味があれば見てみてください。かなりわかりやすく書いてあります。

NISA特設ウェブサイト

2倍や3倍のブル・ベア商品に注意

ときどき目にする2倍ブル、3倍ベアといったような商品をみかけます。これは指数に対して2倍や3倍の値動きをする商品になります。投資は長期で見ると大きなリターンを得られる可能性のあるものなので、2倍、3倍にしてより大きなリターンをとっても良いのでは?と考えるかもしれませんが、この商品かなり危険な商品ですので注意してください。その日は2倍、3倍で動きますが、トータルで見ると2倍、3倍で動かないこともあります。この仕組みを理解したうえで投資すると、大きなリターンを得られる可能性がありますが、手数料が高いうえ、思っていた動きと違った。なんてこともありますので不慣れな方は避けるべき商品のひとつです。

手数料は安い方が良い

手数料は安い方が好ましいです。資産が小さいうちだと手数料はあまり大きく感じにくいですが、資産が1000万といったように金額が大きくなると、手数料が大きな費用になってきます。

将来のリターンは不確実ですが、支払う手数料は自分でコントロールできるので、できるだけコストを抑えられるようにしていきましょう。かといって手数料が1番安い=最良の選択、というわけでもありません。例えばS&P500を超えるリターンをもつNASDAQ100という商品もあります。手数料はS&P500の方が安いですが、その分大きなリターンを出しています。手数料を含めたトータルリターンは一概には言えませんが大きなリターンを目指すには手数料は多少上がっていく傾向にあります。

自分で考えるのが面倒な場合はロボアド

自分では決められないという場合には、ロボアドに選んでもらうという方法もあります。どの程度のリターンが欲しいか、運用期間はどのくらいかといったアンケートにいくつか答えると、あなたに合ったポートフォリオを提案してくれます。それをそのまま買うのもよし、ロボアドが提案した投資信託を少し改良して投資してもよしです。自分で選んでいる人も一度ロボアドの提案を見てみるのも面白いかと思います。いくつか参考にできる点があるかもしれませんね。

まとめ

たくさんの商品がある中から選ぶのは難しいことです。自分の投資目的や運用期間、とれるリスクと様々な要因を考え、自分に合った投資先をみつけなければなりません。しかし、購入前に悩んで結局買えないというのが1番の損失です。投資というものは失敗から学ぶことがたくさんあります。人から話を聞くより、本を読むより、経験が1番の学びとなります。投資信託を買ってみて、ちょっと違うかな?と思ったら別の商品も考えてみて、今よりももっと良い運用を目指せるようにしていきましょう。投資初めのころはすぐには増えているという実感はありません。何年も年数をかけることで資産の増え方が大きくなっていきます。今のコツコツした取組みが、将来、やってよかったと思えるよう、今から取り組んでいきたいですね。

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