これまで日本株、米国株は大きく上昇をしてきました。
米国においては過去最高を更新するなど好調ぶりを見せていました。
しかし、中国を発端として新型コロナウイルスの影響により世界的に流行しています。
株式市場では2020年2月下旬、連日で大きく株安となりました。
ニュースでは、1週間の下落率はリーマンショック並みであるという報道もあります。
今回はその下落局面においてのお話です。
株価が高値にあったとき
「ある程度下落したら買い増ししよう」
こう考える人はたくさんいることでしょう。
下落前までは高値更新や好決算で株価の推移は右上がりの傾向でした。
誰もが高値掴みはしたくないと思っていますが
上昇相場においてはいつまでもエントリーできなくなることを意味します。
高値で推移していましたが、
アップルの業績未達成の示唆などをきっかけに
新型コロナウイルスの影響が大きくなってきました。
株式相場では連日大幅安となり、買いのチャンスがやってきました。
さて、ここで実際買うことのできる人は少数でしょう。
なぜ待っていたのにもかかわらず行動できないのでしょうか。
「買った後に下がったらどうしよう」
これが判断を鈍らす大きな要因のひとつと考えます。
また、ここで買えたとしてもこの先の値動きに今まで以上に敏感になると思います。
これはある日の下落相場時の私の経験です。
大幅下落が2日続いたため、
このあたりで買えば底値に近いのではいかと考え購入に踏み切りました。
しかしその株もさらに下落して含み損を抱えることとなりました。
毎日の値動きが気になって、出先でもつい株アプリをひらいてしまい
朝起きると今日はどうなるのだろうかと頭がいっぱいになりました。
結果、損切をすることとなりました。
〇〇ショックといったほどの大きなものではありませんが
この経験で私が学んだことは
下落相場で買ってもその先下がってしまうと正しい判断が難しくなってしまった
ということでした。
この辺で反発する!
そう思って買いに向かいましたがさらに下落してしまったため
含み損に対してこれまで以上に敏感になりました。
よく
「頭と尻尾はくれてやれ」
といいますが、それがわかっていてもメンタルはどうしても影響してしまいました。
今回の下落でも似たようなことが言えるのではないでしょうか。
今買えば、反発するかもしれません。
しかし、下落する可能性もあります。
仮に下落した際、
それに耐えられるメンタルは想像しているものよりも大きな負担になるのではと考えています。
人生は「投資」だけではありません。
仕事や趣味などいろいろやることがあります。
実際、損失をだして、メンタルを引きずっている人もいます。
「リスク」をとるのかはその人次第です。
私は自分の取れるリスクは思っている以上に小さいと実感しました。
現在、私は毎月一定額を積立投資しています。
これによって何が変わったのか?
目先の動きにとらわれなくなった
これが1番でした。
私は証券会社に勤める人ではありません。
特別に投資に詳しい人でもありません。
自分には相場を見分けるというのが難しいということから
「ここだ」というタイミングを計るのはやめにすることとしました。
米国株においては
どのタイミングで投資しても20年という期間で見ればプラスになる
という統計結果がでています。
すぐに利益が欲しい!
という思考から
長い目で見よう!
という変化によってこの下落相場でも慌てずに相場と向き合うことができています。
今後まだまだ下がるようで自分のメンタルに影響が出てきたとしたら
それは自分のリスクを超えた投資となるかもしれません。
今後の投資方法を見直しする必要が出てくることになります。
ここで大切なのは
投資は学びの繰り返しであることです。
本を読んで手法を学び
その通りにできるかと言われればできないのが当たり前です。
短期的にも、長期的にも投資で成功している人は
「失敗」から学んでいます。
私もいくつもの失敗を重ねました。
たくさんの手法が世の中にありながら
自分にあう手法を探していました。
ロウソク足、出来高分析、PER、ミックス係数、ROE等
いろいろなことを試してきました。
たくさんの失敗を重ねた結果
「積立投資」
という方法に納得がいくようになりました。
ただ積立するだけでなく
今後もその手法をブラシュアップしていかなければならないと思っています。
ニュースではリーマンショックと比較されるくらい大きな下落となっています。
この後、相場はどのように動くのかはわかりません。
現在ではSNSを通していろいろな投資仲間をつくることができます。
SNSでつながることでいろいろな投資家の考え方や
自分と似た人も見つけられると思います。
人とつながることで慌てず冷静になって下落相場を一緒に乗り越えていきたいですね。